ベースロードパワージャパンは、2月18日に宮城県大崎市の鳴子公民館で、特定非営利活動法人「スパっと鳴子温泉自然エネルギー」(理事長:佐々木 敬司)が主催した「カーボンニュートラルと地熱エネルギー」講演会に登壇しました。
鳴子は地熱ポテンシャルが非常に高い地域であり、源泉の成分はスケールが多く含まれていないため、バイナリー発電に適しています。バイナリー方式は新規掘削による開発のみならず、既存の温泉井戸を活用して発電所を建設することも可能です。今回の講演では、「既存源泉を活⽤したバイナリー発電の可能性」をテーマに、ベースロードパワージャパンは会社の取り組みや社会課題(「少子化」、「高齢化」、「ふるさとの消滅」など)、再⽣可能エネルギーの普及により提供が可能な「社会価値」、「経済価値」と「環境価値」を、具体的な地熱開発事例を交えて紹介しました。
2050年にカーボンニュートラルを達成するには、再生可能エネルギーの主力化が不可欠です。その中でも、CO2排出量がほぼゼロであり、持続的に発電が可能な地熱発電は非常に重要です。法規制や費用対効果、地域との合意形成などの課題がありますが、ベースロードパワージャパンは今後も地域住民の理解を深めながら、再⽣可能エネルギーの普及を通して、⼈と地球の調和をめざします。
*特定非営利活動法人「スパっと鳴子温泉自然エネルギー」は、エネルギーの安定確保にはエネルギーの地産地消が重要であるという考えのもと、地域の自然エネルギーを活用して地域を活性化することを目的に、2014年に設立されました。以来、東北大学副理事の村松淳司教授らが、「カーボンニュートラルと再生可能エネルギー」をテーマに、座学と実験、課外学習で構成される出前授業を定期的に実施しています。ベースロードパワーはこうした理念に賛同し、2022年より微力ながら活動支援させていただいています。