ベースロードパワージャパンは9月16日、宮城県大崎市のNPO法人「スパっと鳴子温泉自然エネルギー」が定期的に実施する市内の小中学生を対象とした出前授業で、地熱発電のしくみに関する講座をサポートしました。こうした活動を通して、地域の熱である地熱の魅力を次の世代に知ってもらう活動に貢献したいと考えています。
特定非営利活動法人「スパっと鳴子温泉自然エネルギー」(理事長:佐々木 敬司)
はエネルギーを安定確保するにはエネルギーの地産地消が重要との信念のもと、地域の自然エネルギーを活用して地域活性化することを目的として、2014年に設立されました。以来、東北大学副理事の村松教授などが、「カーボンニュートラルと再生可能エネルギー」をテーマに出前授業を定期的に実施しています。2022年9月は地熱発電のしくみに関する授業を実施しました。子供たちは座学やフラスコに入った水を熱し電気を作る様子や温泉井戸の見学をしました。「僕が住んでいるところにある熱で、電気を作れるんだ」、「私の住んでいるところは再生可能エネルギーがいっぱいあるんだ」と、多くの気づきを得ることができました。
鳴子温泉郷にはバラエティーに富んだ5つの温泉地があります。温泉法で定められている10の泉質のうち8つがここに存在するという、1000年の歴史を持つ湯治場として有名です。地域には温泉井戸を活用した鳴子温泉バイナリー発電所(運営:地元温泉事業者・株式会社温泉クリエイト旅館すがわら、出力:65kW)、フラッシュ型では鬼首地熱発電所(運営:Jパワー、15,000kW)があります。地熱のポテンシャルが高い地域として、ベースロードパワージャパンも注目しています。私たちは地域の熱である地熱の魅力を少しでも多くの方に知っていただきたい、地熱を通して地域に貢献したいという思いから、地域主催の社会貢献活動を微力ながらお手伝いさせていただいています。
地域の熱を最大限に活用して地域を活性化する。これはベースロードグループがグローバルで共有している理念です。
2018年に創立されたグローバルの地熱発電スタートアップ企業として、今後もこうした活動を続けていきます。
スパっと鳴子温泉自然エネルギー ウェブサイト
http://spatto-naruko.org/